ケイです!ワインをたくさんいただく機会があったので、勉強がてら記事を書いてみたいと思います!
今夜の一本は、ボトルを置いた瞬間に空気が変わる系。紫×ゴールドのラベルが目を引く、「(白) アエーテ テッレ・ディ・キエーティ 2014」です。

今夜の主役:AETE(アエーテ)2014
名前はAETE” TERRE DI CHIETI。原産地呼称はIGT TERRE DI CHIETIで、品種はペコリーノ100%(羊の名前みたいだけどブドウです)。
そして面白いのがここから。いわゆる「フレッシュで爽やか白」じゃなくて、熟成を前提に仕込まれた白。造りはかなり攻めていて、低温のロングマセラシオン60〜90日、さらに一部バリック(一部ステン)、シュールリー6か月、そして数年の瓶熟成までやっている。アルコールは13.0%。
開けた瞬間の第一印象:香りが、もう物語
グラスに注ぐと色は濃い麦わら色。香りの情報量が多くて、ふわっと広がるのは黄色い花、そこから熟れた白い果肉フルーツ、さらに熟成蜂蜜のニュアンス。ここまでは「リッチな白」で済むんだけど、次に来るのが反則で、トリュフ、そしてジンジャーやクローブみたいなスパイス香が追いかけてくる。
白ワインなのに、香りが“厚い”。静かなのに色気があるタイプです。
味わい:濃厚なのに、エレガントに着地する
口に含むと、樽熟成+長い瓶熟成のおかげでボディはしっかり濃厚。それなのに、重いだけで終わらず、ちゃんとエレガントにまとまる。
「濃い白って、途中で疲れることない?」って不安がある人ほど、これ飲むと印象変わると思う。派手に押してくるんじゃなくて、余韻でじわっと支配してくる感じ。今日の気分が“勝ち確”になります。
どんな夜に合う?(Vlog的おすすめシーン)
このワインは、テンションを上げたい夜に強い。たとえば——
- 記念日とか、ちゃんとしたご褒美の日
- 友達と「今日は良いの開けよう」ってなる日
- 料理を頑張った日(もしくは頑張った気になりたい日)
合わせるなら、白だけど軽い前菜より、旨みの強い料理が相性良い。鶏のクリーム煮、きのこ系、バターやチーズを使った皿、塩気のある熟成チーズあたりが気持ちいいはず。香りにトリュフ感があるから、きのこは特に優勝しやすい。
造り手の背景:自然と熟成に本気なワイナリー
造り手はアブルッツォのCantina Orsogna(カンティーナ・オルソーニャ)。1964年創立の協同組合で、マイエッラ国立自然公園の麓、標高432m〜550mの丘陵地という環境。EUの有機認証を受けたブドウ栽培にも触れられていて、自然の力を前提に“香りを溜める”方向性が見える。
そして何より、このワイナリーは熟成ワインに重きを置くスタンスで、瓶詰め後の時間まで設計してるのが面白い。ペコリーノのポテンシャルを引き出して、時間とともに香り高く、質感がまろやかになるのが特徴だそう。
まとめ:白の概念をちょいズラしてくる一本
アエーテ2014は、「白=軽快」って固定観念を、いい感じに裏切ってくるワイン。
濃厚で豊か、でも下品じゃない。香りが妖艶なのに、最後はちゃんとエレガント。
今日はちょっと背筋伸ばして飲みたい。そんな夜の“主役”になってくれる一本でした。

